鮎は川で生まれ、稚魚は海に下って、体長三〜四センチぐらいになるまで海で過ごします。そして、川の上流の水が温んだころ、いっせいに川を遡(さかのぼ)ってきます。これが「上り鮎」です。
日本で最も早く鮎漁が解禁になるのは兵庫県の加古川で、四月十五日。闘竜灘(とうりゅうなだ)あたりはちょうど桜の盛り。満開の桜を見ながら、また、ときおり吹く風に舞う花びらを浴びながら「若鮎」を釣る風情は最高です。
このころの鮎はまだ体は小さいのですが、瀬を越えて、激流に銀鱗(ぎんりん)を輝かせながら躍るさまは若鮎の名にふさわしいものです。
【上り鮎】のぼりあゆ
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