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奈良県桜井市談山(たんざん)神社

奈良県桜井市談山(たんざん)神社

桜の見頃:4月上旬〜中旬

春の息吹を浴びながら歩く、藤原鎌足縁(ゆかり)の大和の古社

紅葉で名高い奈良、多武峰(とうのみね)の談山(たんざん)神社であるが、近世においては桜の美しさで知られ「大和の桜は吉野、長谷(はせ)、多武峰」と調(うた)われていたという。総社拝殿(はいでん)のすぐ前、春秋に「けまり祭」が行なわれる蹴鞠(けまり)の庭に立ち、神廟拝所(しんびょうはいじょ)越しに十三重塔を仰ぎ見れば、それは容易に納得できる。

満開の桜花が十三重塔に寄り添う様の美しいこと。見事な一幅の絵である。山から風が吹き降りると、花びらが一斉に舞い上がり、蹴鞠の庭に降り注ぐ。野鳥オオルリの美声までも響き渡り、いつまでも佇(たたず)んでいたくなる、穏やかで幸せな空間だ。さらに歩を進め、拝殿に上がって釣灯籠(つりどうろう)の合問から眺めれば、今度は眼下に萌黄(もえぎ)と桜花の色が重なり、広がる。目を上げると、春霞(はるがすみ)の中、遠く吉野まで山々が幾重にも連なっている。

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奈良県桜井市談山(たんざん)神社

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