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京都府京都市大原野(おおはらの)神社

京都府京都市大原野(おおはらの)神社

桜の見頃:4月中旬

大原野(おおはらの)神社は京都三山のひとつ、長閑(のどか)な風景が広がる西山(にしやま)連峰の小塩(おしお)山麓に鎮座する。歴史は桓武(かんむ)天皇の延暦(えんりゃく)3年(784)まで遡(さかのぼ)る。平城京から長岡京へと遷都する際に、皇后藤原乙牟漏(ふじわらのおとむろ)が奈良の春日(かすが)大社の分霊を勧請(かんじょう)したことに始まる。のちの嘉祥(かしょう)3年(850)、現在の地に社殿が造営された。この成り立ちもあり、大原野神社は、春日造りの本殿、興福寺の南にある猿沢池(さるさわのいけ)を模した鯉沢池(こいさわのいけ)など、春日大社に倣(なら)って造られている。

その鯉沢池の畔(ほとり)でたわわに花をつける一重(ひとえ)の枝垂れ桜がある。花芽(はなめ)が多く、一枝に千もの花をつけるたとえから「千眼桜(せんがんざくら)」と呼ばれる桜である。花は多いが花期は短く、毎年4月14日〜16日頃に花をつけ、満開になったかと思うやあっけなく散る、儚(はかな)い桜だ。

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