一日〜十四日
奈良県奈良市、東大寺二月堂。一日〜十四日。
「お水取り」の名で知られる。二月堂は東大寺羂索院の別称で、七五一年(天平勝宝三年)に建立され、不空羂索観音を安置して、その落慶供養を翌年二月一日から十四目まで行ったことに由来し、修二会はその記念行事であったのがはじめとされる。二月堂といわれるのは、毎年の定期法要が旧暦二月に行われたからで、現在は期日のみが三月になった。有名な三月十二日の「おたいまつ」や「お水取り」は、この修二会の中の一行法にすぎない。
おたいまつ…練行衆が、二月堂への上堂の際に大松明(おおたいまつ)を燃やすことからそう呼ばれ、十二日の十九時ごろから、二月堂の回廊で大松明を大きく振り回す。この火の粉を浴びると功徳があるとされ、全国からおびただしい数の人が集まる。
お水取り…十三日の未明に、二用堂境内にある「若狭井」という井戸の清水(聖水)を汲みあげて本堂に運ぶ行法のこと。この聖水は、お水送りと深く関わっている。