祇園祭(ぎおんまつり)
京都府京都市東山区、八坂神社。
一日〜二十八日。祇園祭は、葵祭、時代祭と合わせて京都三大祭りとされ、東京の神田祭、大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りの一つ。平安時代の祇園御霊会[*]がそのはじまりとされる。
祇園祭は、十六日の宵山と十七日の山鉾巡行、二十四日の花傘巡行などが有名である。
ハイライトの山鉾巡行は、町内の保存会がそれぞれ所有している三十二基の山鉾が組み建てられて一堂に会し、四条通り・河原町通り・御池通りを曳き歩くもので、四つ角で向きを変える「辻回し」が見せ場。
山鉾は動く芸術品と形容されるように、絢燗豪華な装飾が人々を魅了する。日本各地に山鉾祭りが存在するが、その手本となっているのが、この祇園山鉾である。
*祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)
御霊とは、疫病の神やたたりをもたらす死者の霊のことで、御霊を鎮めるための祭が御霊会である。八六九年(貞観十一年)に疫病が流行したが、これは八坂神社の祭神である牛頭天王〔ごずてんのう:素蓋鳴尊の化身)の勘気に触れたものだとして、常住寺の僧円如が、六十六本の鉾を立てて祀り、洛中の男児らが神輿を神泉苑に奉じて御霊会の法楽を行った。これが「祇園の御霊会」と呼ばれるものである。