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ハンブルク、日本の歴史豊かな海外拠点

活気みなぎるブームタウン・ハンブルク
日本の歴史豊かな海外拠点

2007年5月22日、歴代のハンブルク桜のプリンセス13名と、日本さくらの女王である三木朋子さんがあでやかな着物姿でハンブルクの日本月間(2007年5月)に彩を添えました。

自由ハンザ都市ハンブルクは、1968年以来、隔年5月に日本人会が中心となって「桜のプリンセス」を選出している欧州唯一の都市です。この行事が今年、第25回目を迎えたのを記念し、ハンブルク・マーケティング公社が歴代のプリンセスを今年度の選考会に招待しました。

日本さくらの女王、三木朋子さんとともに、13名の歴代ハンブルク桜のプリンセスがハーゲンベック動物園の日本庭園に集いました。その翌日、ジモーナ-マリーソル・レルヒさん (25) が第25代桜のプリンセスの栄誉に輝きました。プリンセスは、2年間の任期中、親善大使として来日することが予定されています。

欧州唯一の桜のプリンセス選考会のほかにも、ハンブルク日本月間には多くの注目の行事がありました。例えば、5月中旬、100万人を超える人出を数えた第818回ハンブルク開港祭では、姉妹港提携のある横浜市の市長をはじめとする親善使節団が日本文化と和食を披露しました。

第8回ハンブルク日本映画祭では日独合作映画『バルトの楽園』がプレミエ上映され、好評を博しました。さらに、在ハンブルク日本総領事館と日本人会の主催による第40回さくら祭り花火大会(5月18日)が開催され、アルスター湖上に打ちあがる火の芸術を何十万人もの市民が集まり、湖に何百艘ものボートを浮かべ堪能しました。

在ハンブルク日本人会はドイツで2番目に大きな日本人会で、市内在住の日本人は約2000人を数えます。ハンブルクに欧州本社を置くシャープ、オリンパス、パナソニックまたはヤマハ・ミュージックをはじめ、現地法人あるいは海外事務所をハンブルクに置く日系企業は約100社を数えます。


■ドイツ第1位の雇用伸び率と起業数
実際にドイツ国内には、ハンブルクほど日本企業の海外拠点としてふさわしい町はありません。伝統的に盛んな商業だけなく、物流およびメディア業種の先端技術を活かすサービス業をはじめ、ライフサイエンス、宇宙航空、医療技術、鉱油、ナノテクノロジー、再生可能エネルギーなどの革新的な産業分野も、成長著しいハンブルク経済の強みです。ア
ジアからの欧州ゲートウェイであるハンブルクには、400社を超える中国企業が進出しています。

800年を超える歴史を持つハンブルク港は、現在では欧州第2位、そして世界第8位にランクされています。2006年度のコンテナ取扱量は890万TEUで、近年年率15%で増加しており、2015年には1800万コンテナに達すると見込まれます。4つあるコンテナターミナルのうち3つを管理運営している、ハンブルク市の港湾ロジスティクス公社は、この活況の中、世界第3位の港湾管理会社であるアラブ首長国連邦のドバイ・ポーツ・ワールド (Dubai Ports World) への出資を検討しています。

ハンブルク経済の屋台骨を支えるのは、雇用と職業訓練の場を保障する12万社以上の中小企業です。これら企業の貢献により、ハンブルク州はドイツ第1位の雇用の伸び率と起業数を達成しています。ハンブルクは、コーヒー取引高では世界第2位、民間航空機産業の立地としてはシアトルとトゥールーズに次ぐ世界第3位です。市内には100か国以上の領事館が所在し、領事館数ではニューヨークに次ぐ世界第2位の国際外交都市でもあります。さらに国際海洋法裁判所が本部をハンブルクに置いています。


■ハーフェンシティ(港湾都市) ?
欧州最大の都市開発プロジェクト

控え目なことで知られるハンザ商人の伝統を受け継ぐハンブルクが、「世界への扉」をさらに大きく開きました。「ハーフェンシティ」(港湾都市)と銘打たれた欧州最大の都市開発プロジェクトは、市街地を40%も拡張するというものです。2020年には、豊かな歴史を誇る港町の活況を呈する中心地に、新しい街区が完成します。市庁舎からわずか800メートル南に広がる155ヘクタールのエリアに、住居5500戸、4万人の新規職場が創設されます。このプロジェクトには50億ユーロが投じられます。

コンサートホール「エルベフィルハーモニー」は、世界中の関心をひきつける文化プロジェクトです。2007年4月、かつてのカカオ倉庫をコンサートホールに改修する工事が始まりました。ホールはお椀を重ねたようなイメージで、聴衆がオーケストラと指揮者を360℃取り囲むようにデザインされています。また外観は曲面ガラス張りのファサードで、屋根は大波を思わせる斬新なフォルムになっています。スイスの建築家ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のこの作品は意匠だけでなく工費も大胆で、総工費2億4100万ユーロと見積もられています。この大規模な芸術文化プロジェクトを支援しようと、住民から約5800万ユーロの寄付金が寄せられました。ハンブルクが、ドイツ全国で最も多くの富裕層が住む街であることを反映するエピソードです。


■過去5年間で200万泊増加の観光ブーム
エルベ川流域の景観の美しさを発見する観光客も増加しており、ハンブルクの宿泊施設は過去最高の稼働率で営業しています。2001年以降、宿泊数が46%も上昇した結果、2006年8月には73万泊という月間記録を樹立しました。外国からの宿泊者数も増加しており、今ではハンブルクを訪れる人の20%が外国人で、その中でも英国と米国からの観光客が最多です。ハンブルクに寄港するクルーズ船も増え、2006年には豪華客船56隻が合計5万人以上の乗客とともに来航しました。来年にはその数が80隻、10万人にのぼると見込まれています。このため、2008年までに第2クルーズ船ターミナルを建設し、複数の大型クルーズ船の乗船手続きを同時に処理できる体制を整えることになっています。

ハンブルクには50の美術・博物館、31の劇場、10のカバレットと呼ばれる演芸場があり、とりわけ盛んなミュージカルは観光客にとって大きな魅力となっています。ディズニーの「ライオンキング」は400万人、「マンマミーア」は200万人の観客を魅了し、「ダーディダンシング」も50万人を惹きつけました。ハンブルクは世界のミュージカル都市としても、ニューヨークとロンドンに次ぐ第3位にランクされています。


■世界中のブランド愛好家を引き付ける
欧州で最も富裕な都市

ハンブルクではショッピングの楽しみは欠かせません。欧州には、この街ほど高級ブランド店がひしめき合うところは他にありません。世界中のブランド愛好家にとって、ハンブルクは便利なショッピング街となっています。住民1人当りの年収は27,000ユーロ、そして住民1万人のうち10人は大富豪と、欧州一の富豪密度を誇るこの街には、ブルガリ、バーバリー、シャネル、ショパード、エスカーダ、エルメス、ジル・サンダーなどの高級ブティックが軒を並べています。昨年、ハンブルクのショッピングシーンにもうひとつの光彩が加わりました。「ヨーロッパ・パサージュ」がそれです。長さ160メートルのアーチ形状の空間、天井にガラスアーケードを頂くショッピングセンターはアルスター湖を臨み、入居店舗数は110店と、ハンブルク有数の名所になっています。ゲンゼマルクト広場ではさらに、ショッピングセンター「オペラホーフ」の建設が始まっています。


■バリン・タウン ー 世界に比類のない
アメリカ移住者の原点

2007年夏、世界に類のないアトラクションを求めて、アメリカ人が多数ハンブルクにやって来ます。1850年から1939年にかけて欧州から500万人が新天地での幸運を求め、「世界への扉」であったハンブルク港を経てアメリカへと移住していきました。ハンブルク・アメリカ・ライン客船の社長であったアルベルト・バリンが、当時、欧州全土からハンブルクに押し寄せ、何日も出航を待つ何千という移住希望者のために仮設宿泊所、仮設住宅、食堂、浴場、教会、シナゴーグ、病院を建設し、乗船券を購入すればこれら施設を利用できるようにしました。

このバリン・タウンの施設は1963年までに次々に取り壊されましたが、現在、当時の姿そのままに復元する工事が進められ、まもなく完成しようとしています。当時の500万人もの移住者の乗船客リストは今も保存されており、世界でも他に例のない貴重な資料です。米国の建国記念日である2007年7月4日には、バリン・タウンの竣工式が盛大に催される予定です。

ハンブルクには、繁栄の土壌があります。フィナンシャルタイムス紙の投資専門誌「Foreign Direct Investment」はハンブルクを「将来の欧州都市」に選び、2001年以来ハンブルク市長を務めるオレ・フォン・ボイスト(キリスト教民主同盟)の政策を高く評価しました。同誌は、潜在的な経済成長力、経済効率性、人的資本、インフラストラクチャー、文化および外国企業誘致戦略という6つの評価基準で、ハンブルクに最高点を付けました。


ハンブルク経済振興公社日本連絡事務所
TEL:03-3586-0415
e-mail:yuko-ikeda@d-z-t.com

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