三十一日
三十一日の夜を除夜[*[1]]といい、各地の寺々がつき鳴らす百八の鐘[[2]]を「除
夜の鐘」という。百八は、仏教では人間の煩悩の数とされていて、罪業消滅を祈願し百八回鐘をつき鳴らす。
*[1]除夜【じょや)
除夜は、夜を除く、つまり眠らないという意味。年神(正月神、年徳神〕を迎えるために、身を清め、終夜眠らずに過ごすのが古い習わしであった。
*[2]百八の鐘(ひゃくやっつのかね)
百八の鐘の由来は、中国の仏教儀式で、弱く五十四声、強く五十四声打って、合わせて百八声打つことからきており、宋の時代ころから始まった様式と伝えられる。また、一年十二ヶ月と二十四気節、七十二候を、全て合計した数字であるからともいわれている。後世、これが百八の煩悩の数に結びついたとされている。