二十九日
群馬県利根郡月夜野町、若宮八幡宮。若宮八幡宮の裸祭りで、四百年以上の歴史を持つ。明治時代に一度途絶えたが、一九四六年(昭和二十一年)に復活した。褌一枚の氏子の若者二十数名が、十九時ごろ「ヤッサ・ヤッサ・シンジュウロー[*[1]]」の掛け声をかけつつ、前者の褌に手をかけてつながり、揉み合いながら、本殿めがけて突進する。揉み合いを七回にわたって繰り返した後、社前に垂れ下がった鈴の縄を切る。この鈴縄が早く切れた年ほど、豊穣であるとされる。
*[1]シンジュウロー
シンジュウローというのは、利根川の洪水の折に指揮をした武士の名前で、洪水を防いだことがこの祭りの由来とされている。