十一日
東京都港区芝大門、芝大神宮。十一日〜二十一日。芝大神宮は芝増上寺の鎮守で、天照大神を祀る。生姜市が盛んなので一般に「生姜祭」といわれるが、例祭は前後十日間だらだら続くので「ダラダラ祭」とも呼ばれる。祭礼の期間中、境内では、甘酒接待や千木笥[*[1]]が売られ、江戸囃子が賑やかに響きわたる。
*[1]千木笥(ちぎばこ)
小判型の桧の経木を箱のように三つ重ねにした曲物で、表面には色あざやかな藤の花が描かれている。この箱を天井に吊しておき、雷鳴の時に中の豆(飴)を食べると雷除けになる。また、小型の千木笥を箪笥に入れておくと、着物が増えるといわれている。風木箱ともいう。